◆ 序ノ章 ”審神者” 14
鶴丸に、“審神者”になる件を伝えた翌朝
沙紀は身支度を整えると、小さく息を吐いた
鏡に映る自分の姿を見る
何と情けない顔だろうか…
本当は”審神者“としてやっていける自信などない
このままでは、皆の“お荷物”になってしまう
それだけは絶対に嫌だった…
だが、実際に歴史修正主義者の放つ敵と戦うのは沙紀ではなく、鶴丸や山姥切国広…刀剣男士達だ
私はたた彼らが戦いで傷付くのを見ているだけ…
そんなの――――……
本当にそれでいいの……?
自身の掌を見る
私には…“戦う力”があるのに……
沙紀に与えられた三振の神剣
神代三剣と呼ばれる宝刀
布都御魂剣、天羽々斬剣、そして―――沙紀が蘇らせた天叢雲剣
これらをその身に宿している沙紀には“戦う力”がある
「私は………」
見ているだけなど嫌だ
少しでも、彼らの力になりたい
その為ならば―――――……
「沙紀」
廊下に出た所で、誰かに呼び止められた
声のした方を見ると、鶴丸が手を上げながらこちらに向かって来ていた
その後ろには、山姥切国広や燭台切、一期一振達が歩いて来ていた
「あ……おはようございます」
沙紀が丁寧に頭を下げなら挨拶をすると、鶴丸は嬉しそうに沙紀の元にやってきた
「ああ、おはよう沙紀」
「りんさん…おはようございます」
沙紀がそう笑いながら言うと、ふと鶴丸の手が沙紀の頬に触れた
突然の出来事に、沙紀が大きくその躑躅色の瞳を瞬かせる
「あ、あの……?」
「目が赤い」
鶴丸はそう言うと、沙紀の頭を撫でた
「昨夜、眠れなかったのか?」
「…………それは…」
言い当てられてしまい、沙紀が言い淀む
落ち込んでしまった沙紀に、鶴丸がふと笑みを浮かべ
「別に怒ってる訳じゃないさ、ただ沙紀が心配なだけだ」
「すみません……」
沙紀が申し訳なさそうに謝罪すると、鶴丸は苦笑いを浮かべ
「何、謝ってるんだ? 沙紀は笑っている方が可愛いと思うぞ?」
そう言って、また沙紀の頭を撫でた
それがなんだが恥ずかしくなり、沙紀が徐々に頬を赤くさせていく
「あ、あの…りんさん……」
「んー?」
「み、皆さんがいらっしゃるので……」
もごもごと言い淀む沙紀に、鶴丸は面白いものを見た様に「はは」と笑った
その様子を見ていた他の燭台切が隣にいる山姥切国広に耳打ちする様に
「ね、ねぇ、山姥切君。 あの二人って…本当にただの昔馴染みなの?」
「……写しの俺に聞いてどうする」
燭台切の問いに、山姥切国広は眉間にしわを寄せながらそうぼやいた
だが、燭台切は遠慮する事無く山姥切国広に耳打ちする様に
「だって、僕達の中じゃぁ君が一番知ってるじゃないか」
「……それは…」
確かに、燭台切の言う事は正しい
昨日今日、顕現したばかりの燭台切達よりも山姥切国広の方が早く現世に顕現しているのだ
事情を聞くなら、彼しかいないだろう
山姥切国広は、ちらりと鶴丸と沙紀の方を見て
「……あいつがそう言ったんなら、そうなんだろ」
それだけ言うと、踵を返して去って行ってしまった
だが、燭台切はそれでは納得しなかったのか…
去って行く山姥切国広と、沙紀達の方を交互に見ながら
「…そう見えないから聞いてるんだけどなぁ…」
そうぼやきながら、また沙紀達の方を見た
鶴丸は沙紀の事を昔馴染みだと言う
だが、あの光景はどう見ても――――……
「恋人…の様ですよね……」
その時、ぽつりと一期一振がつぶやいた
そうなのだ
鶴丸の態度も、沙紀の態度も
明らかに相手を想いやっているのが見て取れる
だが、自分達は人ではない 刀だ
沙紀に必要以上の感情を抱いていいものか…戸惑う
それとも、鶴丸と沙紀の間にはもっと深い絆の様なものがあるというのだろうか……
何だかもやもやしない感覚に慣れずに、燭台切は頭をかいた
沙紀には感謝している
もう壊れるのを待つしか道のなかった自分を助けてくれたのは沙紀だった
あの時、彼女が決断してくれなければきっと自分はあのまま刀解していただろう
それに――――……
燭台切が顕現した時
燭台切と沙紀の周りにきらきらと光の様なものが溢れていた
その中で微笑む沙紀は、燭台切が見てきた“人”の中で一番美しかった――――……
だからだろうか
気が付けば、沙紀を探してしまう
姿を見れば、目で追ってしまう
そして、そんな沙紀の傍には、常に鶴丸の存在があった
自分の立ち入る隙など無いように
この感情は一体何だろうか…?
人の姿になって間もない燭台切にとって、なんとも不可解な感情だった
そもそも“感情”というものと今まで無縁だったのだ
ただ“刀”として“主”に仕えるのみ――――それだけだった
だが今は違う
こうして、“人”と同じ姿を保ち、“人”と同じ様には話し、考える事が出来る
今までの自分からは考えられない事だった
それは、燭台切だけでは無かった
一期一振も、大倶利伽羅も戸惑いを覚えている筈だ
そんな中で一番理解し難いのが、沙紀への想いだった
どう言葉に表していいのか、それすら分からない
鶴丸は、もう“理解”しているのだろうか…?
そんな事をぼんやり考えていた時だった
「さん……」
「燭台切さん」
不意に名を呼ばれ、はっと我に返ると
目の前で沙紀が不思議そうに、燭台切を見ていた
「あ……沙紀…くん?」
虚を突かれた様に燭台切が放心していたものだから、沙紀がますます不思議そうにその躑躅色の瞳を瞬かせると、首をちょこんと傾げた
う……
その仕草が、不覚にも可愛いと思ってしまった
その様子を見ていた鶴丸が、にやにやしながら
「沙紀~? それぐらいにしてやれよ。 光忠が困ってるだろう」
そう言って、燭台切を見ながら笑った
鶴丸にそう言われ沙紀が「あ…」と声を洩らす
「す、すみません…燭台切さんがお困りなる様な事をしていたなんて……」
そう言って沙紀が申し訳なさそうに謝罪するのを見て、燭台切は慌てて手を振った
「いや…僕は別に困ってた訳じゃあ…って!! 鶴さんも変な事を彼女に吹き込まないで!」
燭台切がそう叫ぶと、鶴丸は「ははは!」と笑いながら
「そうか? いや、すまん すまん」
口ではそう言っているが、まったく悪びれた様子は無い
鶴丸のそういう所は、相変わらずと言った所だった
当の沙紀本人は、意味が分からないと言う風に、やはり首を傾げていた
◆ ◆
正午――――……
拝殿には、いつもの様にずらりと巫覡たちが並んでいた
そして、その中央には沙紀に呼び出された小野瀬が座っていた
それから数分もしない内に、御簾の向こうに人影が入ってきた
沙紀だ
それを合図するかのように、御簾の向こうより沙紀の父・一誠が姿を現す
「小野瀬殿、ご足労頂き光栄の極みです」
一誠がそう挨拶すると、小野瀬は何でもない事の様に微笑み
「いえいえ、“審神者”殿からのお呼び出しでしたら、いつでも馳せ参じますよ」
一瞬、“審神者”と言う言葉に一誠がぴくりと反応する
だが、反論する気はない様だった
おや……?
てっきり、一誠から「まだ、沙紀はその件はお受けするとは言っておりません」的な言葉が返ってくると思ったのに…
「………………」
一誠は一瞬だけ反応しただけで、そのまま目を伏せた
うん…これはもしや……
沙紀からの呼び出しと言う事に、もしかしたら…という思いは合った
そう仕向けてきたのだから、そうでなくては困るが
だが、頑なに拒んでいた彼女の心境の変化に何かあったのだろうか? と思案する部分もある
まぁ、近々呼び出されるとは思っていたけれどね…
小野瀬の思惑通り、沙紀からこうして呼び出された
これはもう、“答え”を出していると見て間違いなさそうだ
一誠の反応を見る限り、彼も容認したのだろう
ふむ…とりあえず、第一段階はクリアと見ていいのかな…?
そんな事を思っている時だった
突然、御簾の向こうから鶴丸が姿を現した
どうやら、あの向こうに沙紀だけではなく刀剣男士達もいる様だった
突然現れた鶴丸に、巫覡たちが顔を顰める
それはそうだろう
自分達すら立ち入ることを許されていない御簾の向こうから、見知らぬ…
というのもおかしな話だが
鶴丸は何度か護衛の仕事でこの石上神宮に来ている
勿論、要人の傍にいた筈だ
なのに“見知らぬ”とはおかしな話だが…
巫覡たちがいちいち護衛の顔など憶えている筈がなかった
その鶴丸が“神凪”がいるであろう上座の御簾の向こうから現れたのだ
不審がってもおかしくない
だが、小野瀬は当然だと思った
彼らはいわば神だ
付喪神とはいえ、人間よりも格上になる
神の代行者である“神凪”と同席していてもおかしくない
その鶴丸が、一誠に何か耳打ちすると
そのまま、また御簾の向こうへ消えた
すると、一誠は立ち上がりずらりと並ぶ巫覡達に向かって
「これより、“神凪”は大事或る話を彼の者とする。 皆々様は退出されますようにとのお達しです」
その言葉に、巫覡たちがざわりとざわめく
それはそうだろう
どんな場面でも、今まで人払いで自分達を退出する様に言われた事はないからだ
なのに、今回に限って沙紀は巫覡たちをも退出する様に促してきた
「どういう事だね、一誠殿!! 我々には聞かせられない話だとでも言うのか!!?」
「そうだ! 我々には“神凪”の言葉を聞く義務が――――」
「そもそも、今の男は何だ!? 何故、我々でさえ立ち入ることを禁じられている御簾の向こうにいる!!?」
巫覡たちがここぞとばかりに、不満をぶちまけてきた
が―――――……
「これは、“神凪”のご意志です!! その事をゆめゆめお忘れなきように!!」
一誠の、一喝が拝殿に響いた
沙紀の意思だと言われてしまえば、引き下がらない訳にはいかない
それぐらい、沙紀の言葉は絶対だった
巫覡たちはそれでも納得いかないのか
不満そうな顔をしたまま、仕方なくという風に渋々退出していった
最後の巫覡が拝殿を後のするのを確認した後、一誠は立ち上がると御簾の簾を上に上げた
その向こうには、巫女装束に身を包んだ沙紀と、その後ろに鶴丸達が座っていた
沙紀は小野瀬を確認すると、小さく頭を下げた
そして、視線で一誠に合図すると、一誠も頭を下げ退出していく
拝殿には、沙紀と小野瀬 そして鶴丸達だけになった
「………………」
小野瀬がこの状況に思案していると、不意に沙紀が立ち上がった
すかさず、鶴丸が立ち上がり手を貸す
沙紀は鶴丸に向かって小さく頭を下げると、その手を取った
そして、数段高い位置にある上座より降りてきた
その後に、他の刀剣男士達も続く
小野瀬の前まで歩いてくると、沙紀は一礼し座った
「小野瀬様、急なお呼び立て申し訳ございません」
そう言って頭を垂れる
だが、小野瀬は気にした様子もなく
「いえいえ、構いませんよ。 それで?わざわざ人払いをした上に、私と同じ位置に降りてきた理由をお聞かせ願えますかな?」
小野瀬のその言葉に、沙紀はにっこりと微笑み
「他の者は居ませんし、そう堅苦しい言い回しはしなくて構いません。 こうしないと小野瀬様と対等に話が出来ないと思ったのでそうしたまでです」
「対等…ですか?」
「はい」
確かに、こうして日本最高の巫女神として崇められる存在である沙紀が、一介の政府の人間と対等に話すなど、まずあの頭の固そうな巫覡たちが許さないだろう
沙紀はにっこりと微笑み
「どうぞ、楽にして下さい」
沙紀のその言葉に甘える様に、小野瀬が肩の力を抜くと
「助かりますよ。 私…いえ、僕もあの巫覡たちは苦手でねぇ…。 貴女ともこうして話をしていきたいと思ってましたしね」
「そう言って頂けて光栄です」
そう言って沙紀が微笑む
小野瀬は、ネクタイを少し緩めると
「それで? 僕にお話とはなにかな?」
「……”審神者“の件ですが…一度はお断りしたお話なのですが、この度 お受けしようと思いまして。 まだ、間に合うのであれば…ですが」
沙紀のその言葉に、小野瀬が「ほぅ…」と声を洩らした
「それは僕にとっては嬉しいお言葉ですが…また、何か心境の変化でも?」
「それは……」
そこまで言い掛けて、沙紀はちらりと後ろに控えている鶴丸達の方を見た
「正直、私には歴史修正主義者と戦うという事がどういう事なのか…分かりません。 でも、彼らと過ごしていて、彼らの事をもっと知りたいと思ったのは事実です。 ……それが理由ではいけませんか?」
沙紀の言葉に、小野瀬はははっと笑った
「いえ、そんな事ないですよ。 理由なんて人それぞれですしね。 貴女の決断―――それが何よりも重要ですから。 理由なんて二の次ですよ。 少なくとも、貴女はだからと言って”審神者”の任を疎かにするとは思えませんしね」
そう言って、小野瀬がにっこりと微笑む
小野瀬のその言葉に、沙紀がほっとし
「そう言って頂けて助かります」
「では、話を詰めましょうか。 もう既に拠点となる“本丸”のチェックは最終段階に入っています。 数日もしない内に、移動できるでしょう」
「本丸……?」
「ええ、貴女方が拠点として生活する場所です。 こことは別の異空間に用意してあります。 きっと見たら驚きますよ」
初めて出てきた単語に、沙紀がその躑躅色の瞳を瞬かせる
「貴女方は本丸より過去へ飛んでいただき、歴史修正主義者の放つ刺客…と呼べる敵達を殲滅するのが目的です。 過去への行き来を可能にするにはどうしても、現代にも未来にも過去にも属さない別空間からが都合が良かったんですよ」
「当面の目的は、歴史を改変しようとする場面に放たれている敵の刺客を、事前に倒す事になるでしょう。 勿論、その際過去の人物とは関わり合いになりません様にお願いしますよ? タイムパラドクスが起きらないとも限りませんからね。 我々の目的は歴史の改変を阻止する事にありますから」
それはそうだろう
過去の人物と関わり、未来が変わってしまっては意味がない
「勿論、後ろの彼らは付いて来てくれるのでしょうね? その為に、刀剣を付喪神を具現化し、力を与える者を“審神者”にするのですから」
「それは……」
そこまで沙紀が言い掛けた時だった
後に控えていた鶴丸が立ち上がり前に踊り出て
「俺は沙紀と一緒に行く! こいつ等にも話は通してある」
あれだけ反対していた鶴丸からの言葉に、小野瀬が「へぇ…」と声を洩らした
「これは意外な回答だ。他の皆はともかくとして、君は拒否するかと思っていたよ 鶴丸君」
小野瀬の言葉に、鶴丸がはっと声を洩らし
「嘘が下手だな、小野瀬。 沙紀が行くと言って俺が行かない訳がない――――そう踏んでたくせに」
鶴丸の言葉に、小野瀬がにやりと笑みを浮かべた
「はは、これは一本取られたね。 まぁ、君ならそう言ってくれるって信じてたよ」
それから、後ろに控える四人にも視線を送り
「君達もオッケーなのかな? 是非そうしてくれるとありがたいけど」
小野瀬の言葉に、最初に口を開いたのは燭台切だった
「僕は構いませんよ。 沙紀くんには助けられたし、何よりも鶴さんたってのお願いだしね」
「私も、微力ながらお力添えするつもりです」
一期一振もにっこりと微笑んでそう言った
二人の言葉に小野瀬がうんうんと頷く
「それで、残りの二人はどうかな? 特に、山姥切君」
名指し指名され、山姥切国広が顔を顰める
「俺は……」
そこまで言い掛けて沙紀の方を見る
沙紀が心配そうにこちらを見ていた
沙紀を哀しませたくない……
でも、自分は“写し”だ
そんな自分が役に立つとは思えなかった
だが――――………
「…あいつが、写しの俺でもいいというなら……」
その言葉に返事をしたのは、沙紀ではなく小野瀬だった
「君は、正真正銘“国広”の最高傑作だよ。 もっと自信を持っていい」
「………………」
その言葉では納得できないのか、山姥切国広は黙りこくってしまった
が、小野瀬はそれを応と取ったのか
「じゃぁ、山姥切君も参加…と」
「おい!」
「なに? 沙紀くんの護衛の任を易々と鶴丸君に譲るのかい?」
「そ、それは……っ!」
「うんうん、わかってるよ。 譲りたくないんだろう? だったら参加しないとね」
「…………っ」
声にならない叫び声を上げそうな山姥切国広を見て、鶴丸は苦笑いを浮かべた
いいように、小野瀬の口車に乗せられている
こうなってしまっては、もうどうしようもない
その時だった
「俺は慣れ合う気はない」
そう言葉を挟んだのは、大倶利伽羅だった
その言葉に反応したのは、小野瀬ではなく燭台切と鶴丸だった
「あー加羅ちゃんのそれは、構って欲しいの裏返しなんて気にしないで下さい。 加羅ちゃんも参加で」
「だよなぁ? 大倶利伽羅も参加だな」
「おい! 光忠!! 国永!!」
大倶利伽羅が抗議の言葉を上げるが、どうやら聞き入れてもらえそうになかった
「ちっ」と舌打ちしてそっぽを向く
「じゃぁ、ここにいる皆は全員参加だね…ただ、流石に四振じゃぁ太刀打ちするには厳しいから、当面は顕現できる刀剣を集める事に集中しよう」
そこまで黙って聞いていた沙紀が、少し首を傾げた
「集めると申されましても…既に現存しない物もありますし…それに、毎回お貸りするのは……」
「ああ、その点は大丈夫。 本丸には鍛刀部屋も用意してあるから」
「鍛刀…ですか?」
「そう、鍛冶師がいるから頼むといいよ。 もしくは、過去に飛び入手する事だね」
どっちも、難易度は高そうだと思った
少なくとも、普通に鍛刀して名刀が復元するとは思えない
なにか、別の要因がありそうだった
「とりあえず、詳しい事は本丸に移送してから説明するよ。 何か他に今聴きたい事はあるかな?」
小野瀬のその言葉に、沙紀がごくりと息を飲んだ
そして――――……
「この度のお話を受けるに当たって一つだけ条件があります」
「ん? なんだい」
「歴史修正主義者の刺客と戦闘に赴く際は、私も同行します。 それが条件です」
それは小野瀬も、鶴丸達も予想だにしない“条件”の提示だった
小野瀬にご報告~
さて、そろそろ次回辺り本丸へ移送しますよー
2016/01/10