MARIKA

-Blue rose and Eternal vow-

 

  Act. Ⅰ 海上レストラン 6

 

 

 

ギンは、頭を抱えたまま

 

「分からねェのは事実さ…信じきれねェんだ……っ。“偉大なる航路グランドライン”に入って7日目の、あの海での出来事が現実なのか…夢なのか……。まだ、頭の中で整理が付かねェでいるんだ」

 

思い出しただけでもゾッとする

それでも、あの日の出来事が今でも鮮明に頭に焼き付いて離れない

 

「……あの男は現れるや否や、艦隊の船を次々と沈めていったんだ…。あの時、運よく嵐が来なかったら、おれたちの本船もやられていた」

 

声が震える

身体が、死への恐怖で支配されていく

 

「仲間の船が何隻残ってるかも分からねェ。ただ、恐ろしくて……あれを現実だと受け止めたくねェんだ……っ!!!思い出したくもねェんだよぉ……っ!」

 

あの目が……

あの男の目が、頭から消えない

 

「あの男の…あの、人を睨み殺すかと思う程の……鷹の様に鋭い目・・・・・・・を……っ!!!」

 

「なっ……!」

 

突然、ゾロが驚いた様に螺旋階段から身を乗り出した

手摺を持つ手に力が入る

 

「なん…だとぉ…っ!?」

 

「んぁ?」

 

だが、横にいたウソップには意味が分からなかったのか…

ゾロの驚き様に首を傾げているが……あまり、誰も気にしていない

 

レウリアは、一度だけゾロとギンを見た後に小さく息を吐いた

 

「それは、きっと“鷹の目の男”ね」

 

ギンが、ハッとした様に顔を上げる

 

レウリアは、サンジの横をすり抜けると一歩ギンに近づいた

コツリ…と、彼女のヒールの音だけがホールに響き渡る

 

レウリアは、ギンの前までくると少しだけ身を屈め

 

「貴方は、その男の目を見て“鷹の様に鋭い目”だと思ったのでしょう?」

 

「あ、ああ……」

 

ギンが、ごくりと息を飲み頷くと、レウリアは一度だけそのアイスブルーの瞳を瞬かせた

 

「それ自体は証拠にはならないけれど、そんな事をすること自体があの男である証拠だわ」

 

レウリアがそう言うと、階段の上のウソップが先程のゾロの様に震える声で……

 

「た…た……、たかのめ……だってっ!!!?」

 

「なんだ?ウソップ知ってんのか?」

 

ルフィが、本気で理解出来ていないのか…

きょとんとしたままウソップに尋ねた

すると、ウソップは自信満々に

 

 

「いや、知らん。だれだそりゃ」

 

 

「さー誰だろうなー」

 

と、超どうでも良さそうにサラッと流した

思わず、周りのコック達がずっこけそうになる

 

 

「「「あんた、さっき知ってる風だっただろ!!!」」」」

 

 

と、突っ込んだのは言うまでもない

 

レウリアは、はぁーと頭を抱えながら溜息を付くと

 

「鷹の目の男。王下七武海の1人、ジュラキュール・ミホーク。世界最強と謳われる剣士よ」

 

「せ、せせせ世界最強ぉ~~~~~!?」

 

流石のウソップの驚いたのか、口をカパーと開けて固まってしまった

その様子を見て、レウリアはくすりと笑みを浮かべた後、ゾロの方を見た

 

「どうやら、マリモさんは知ってるみたいね…?」

 

レウリアの言葉に、ルフィがゾロの方を見る

ゾロは、何かに目を奪われたかの様に言葉無く、ただ手を震わせていた

今思えば、これは武者震いだったのかもしれない

 

「………っ、鷹の目の男……っ!」

 

ルフィが、くいっと首を捻りながら

 

「ゾロ、知り合いか?」

 

言われてハッとした様に、ゾロが小さく息を吐いた

 

「……ああ、おれの探している男さ…。そいつと会う為に、おれは海へ出たんだ」

 

「……ふーん」

 

ルフィが興味あるのか無いのか、曖昧な返事を返した

すると、それまで黙っていたサンジがタバコをふかしながらぼやいた

 

「おい、ギン。その男、お前らに深い恨みでもあったんじゃねェのか?」

 

その言葉に、ギンがきっぱりと

 

「そんな憶えはねェ!!突然だったんだ!」

 

「じゃぁ、通行の邪魔でもしたんじゃないの?」

 

「もしくは、昼寝の邪魔でもしたとかな……」

 

と、レウリアに続いてゼフまでの冗談の様な事を言い出した

2人の言葉にカッとなったのか、思わずギンが怒鳴り散らす

 

「ふざけるな!!そんな理由でおれ達の艦隊が潰されてたまるかっ!!!」

 

ギンの剣幕に、ゼフがくくっと微かに笑みを浮かべた

 

「そうムキになるな。ものの例えだ。“偉大なる航路グランドライン”とは、例えばそういう所・・・・・だと言っているんだ」

 

その言葉に、ウソップがごくりと息を飲んだ

 

「……ど、どどどどういう所だよ…一体…」

 

「何が起きてもおかしくねェって事だろ」

 

ゾロのあっさりした答えに、ウソップがだーと涙を流した

 

「な―――!ルフィィ!!!やめとこうぜ……!そんな所に行くの―――っ!!!」

 

「…………っ………っ」

 

「ルフィ?」

 

反応がない

ウソップが、目を瞬きさせながら口を開こうとした時だった

 

 

 

 

 

「く――――っ!ぞくぞくするな――――っ!!!やっぱ、そうでなくっちゃな――――っ」

 

 

 

 

 

 

と、超嬉しそうにルフィは満面の笑みで叫びだした

 

「てめーは、少しは身の危険を知れ!!」

 

思わず、ウソップがご立腹状態で鋭く突っ込みを入れる

ある意味、一番身が危険であろうウソップにしてみれば、まったくもって嬉しくない

 

その時だった

 

「おい、レウリア!」

 

不意に、ウソップの横にいるゾロが身を乗り出して叫んだ

呼ばれた本人は、一度だけアイスブルーの瞳を瞬かせた後、ゆっくりとゾロの方を見た

 

「何かしら」

 

「あの男は、“偉大なる航路グランドライン”に行けば会えるのか?」

 

あの男とは、おそらく鷹の目の男の事

レウリアは、もう一度アイスブルーの瞳を瞬かせた後

 

「100%とは言い切れないけれど、いつかはぶつかるでしょうね。 大体、王下七武海は世界政府によって公認された7人の大海賊の事で、海軍本部・四皇と並ぶ“偉大なる航路グランドライン”の三大勢力の一角よ。 このまま“東の海イースト・ブルー”でくすぶっているよりは、ずっと確率は高いと思うわ。 まぁ、運が良ければ・・・・・・ここでも会えるかもしれないけれど……」

 

レウリアの言葉に、ゾロが「そうか」と呟きながらにやりと笑みを浮かべた

 

「なら、おれの目的は完全に“偉大なる航路グランドライン”に絞られた。あの男には、そこに行けば会えるんだ!!」

 

その様子をずっと見ていたサンジは、タバコをふかすと小さく息を吐いた

 

「……ばかじゃねぇのか。 お前ら、真っ先に死ぬタイプだな」

 

そう言って、ふーと紫煙を吐く

 

ゾロは一度だけサンジを見た後、ふっと口元に微かに笑みを浮かべた

 

「まぁ、当たってるけどな……バカは余計だ」

 

「?」

 

ゾロの答えの意味が分からず、サンジが顔を顰めると

すっとゾロの顔から笑みが消えた

そして、真っ直ぐ まるで信念の象徴とでもいう様な瞳でサンジを見据えたまま

 

「剣士として最強を目指すと決めた時から、命なんてとうに捨ててる。このおれをバカと呼んでいいのは、それを決めたおれだけだ」

 

「…………」

 

ゾロの言葉に、ルフィがはいはーいと手を挙げた

 

「あ!おれも、おれも!」

 

「勿論、おれも海の男として当然だ」

 

と、至極真顔で言い切るウソップに

 

「お前は、ウソだろ」

 

と、ゴスッとゾロが剣の柄で突っ込んだ

 

「もしかしなくとも、いつもこうなのね……ナミの苦労が目に見えるようだわ…」

 

と、レウリアがぼやいていたのは言うまでもない

その様子を見ていたサンジは、一瞬だけ眉を寄せると 舌打ちして顔を背けた

 

「……ばかばかしい」

 

だから、気付かなかった

ゼフがそれを見て、微かに笑みを浮かべた事に

 

だが、それをぶち壊す様に 突然パティが叫びだした

 

「おいおい!てめェら!!今の、この状況が理解出来てンのか!!?」

 

ビシッと巨大フォークをルフィ達に突きつけると、唾が飛ぶのもお構いなしに叫んだ

 

「今、店の前に停まってんのは、あの“海賊艦隊”提督“首領ドン・クリーク”の巨大ガレオン船だぞ!! この”東の海イースト・ブルー”で最悪の海賊団の船だ!! 分かってんのか!!? 現実逃避は、この死線を越えてからにしやがれっ!!!」

 

 

「「「……………」」」

 

 

ある意味、正論だったのかもしれない

が、どうやらルフィ達やレウリアには、そこまで気にする程の事でもなかったらく

お互いに、顔を見合すと……

 

「だって。どうするの?ルフィ」

 

レウリアがアイスブルーの瞳を一度瞬かせた後、ルフィに尋ねた

すると、ルフィは満面の笑みで

 

 

「だいじょ――――ぶ!!」

 

 

「ぬぁにが、“だいじょ―――ぶ”だぁ! 雑用ぉ!! そんなへなちょこなナリで、何が出来るってんだ!! バカも休み休み言えっ!!!」

 

それに切れたのは、まぎれもなくパティだった

パティは、ルフィとレウリア、そしてゾロとウソップをビシビシッと指さすと

 

「大体、てめェら武器のひとつも準備しねェで戦う気かぁ!? 相手は、あの“首領ドン・クリーク”だぞ!!? 分かってんのかぁ!!?」

 

 

「「「……………」」」

 

 

また、レウリア達が顔を見合わせて

 

「……別に、これと言って用意する物は何も無いもの」

 

「ああ、おれも無い!」

 

小さく息を吐いて、両の手を広げたままレウリアがそう言うと

ルフィも、きっぱりとそう言い切った

そして、ゾロも腰にはいている3本の刀の柄を掴むと

 

「おれには、これがある」

 

そう言って、にやりと笑ってみせた

ちなみに、横のウソップは「おれは、いつでも逃げる準備は万端だ!!」と言っていたが、あえてスルーする

 

「はぁ!?」

 

何処が!?という風なジト目でパティが、レウリア達を見た

 

別段、嘘は付いていない

実際、レウリアは必要な物は常時身に付けているし

ルフィは得物を使わない完全な肉弾戦タイプだ

……若干、“特殊“ではあるが…

ゾロは、噂通りならば あの腰にある3本の刀で戦うのだろう

ウソップは――――…逃げる気満々なので、置いておく

 

だが、そんな事を知らないパティは、レウリア達をぐるっと見渡した後、フンッと鼻息を荒くした

 

「おいおい、冗談は言っちゃぁいけねぇぜ! 雑用は何一つ武器を持ってねェ、そこの女は腰にぶら下げてるそのちゃっちいナイフと棒切れだけ、まともなのはあの剣士だけじゃねェか! そんなんで、太刀打ち出来ると思ってんのかぁ!! 相手は、あの“首領ドン・クリーク”だっつってんだろうが!!」

 

「……おい、このイカ野郎斬ってもいいか?」

 

「いや、待てゾロ!!落ち着くんだ!!」

 

ゾロがピキリと眉間にしわを寄せながら今にも抜刀しなそうなのを、ウソップが慌てて止めに入る

と同時に、レウリアが盛大な溜息を付いた

 

「……これだから、物の価値を知らない人間は…馬鹿以外の何者でもないわね」

 

「ははははは!イカかぁ~!!確かに、イカだ!イカっぽい!!……でも、美味そうじゃねぇぞ?」

 

ぶちぃ

 

瞬間、何かが切れる音が聴こえた

 

「てめェら………」

 

パティがぷるぷると震えながら、顔を真っ赤にして―――

 

 

「――――ふざけてんじゃねぇぞぉ!!!」

 

 

「待て、パティっ!!」

 

今にも飛び掛からんとするパティを、コック達が慌てて止めようとした

だが、パティの怒りは収まらなかった

コック達を振り切ると、そのまま持っていた武器を振り上げて―――

 

 

「………っ! リアさん!! あぶな―――っ」

 

 

それまで、無視を決め込んでいたサンジがハッとした様に叫んだ

 

瞬間―――

 

 

 

 

 

――――――ゴゥ!!

 

 

 

 

「え“?」

 

それは、一瞬にして起こった

パティの巨体が、物凄い速度で後方に吹っ飛んだのだ

しかも、そのままホールの壁を思いっきり突き破ると、ドボーンという音と共に海へ落ちた

 

 

 

 

「「「「「んなっっっっっ………!!!!?」」」」」

 

 

 

 

驚いたのは、周りにいたコック達だ

いや、コック達だけではなかった

サンジもゾロもウソップも、驚きのあまり口を開けたまま固まっている

 

平然としているのは、レウリアとルフィだけだった

 

レウリアは、片手を軽く上げたまま 小さく息を吐くと

 

「まったく、少しは黙りなさいよね。耳障りだわ」

 

悪態を付く様にそうぼやいているが

隣のルフィは嬉々としながら

 

「おお~~~!飛んだなぁ~~~~~!!」

 

などと、呑気にはしゃいでいる

事態が掴めなかったのは、周りの人間だ

 

「今、何が起きたんだ…?」

 

「……パティがいきなり飛んで行った…よな?」

 

コック達が、どよどよとどよめきだす

一体、何が起こったのかすら分からなかった

 

オーナー・ゼフは、ちっと舌打ちすると相変わらずの口調で

 

「パティの野郎。おれの店の壁 壊しやがって…」

と、ぼやいていた

 

「おいおい、あのイカ野郎 すげー勢いで飛んで行ったぞ?ルフィが殴ったのか?」

 

階段の上から事態を見ていたウソップが、手を当てながら遠くを見る様に目を細めながらそう言うが…

 

「……いや、違う」

 

ゾロの一等低い声が、その言葉を遮った

 

「は?違うって…じゃぁ、誰だよ?」

 

ウソップが、首を傾げた

あの場に、ルフィ以外であんな事が出来る人間がいただろうか…?

ウソップが知る限り、ルフィ以外に考えられなかった

というか、正直何も見えなかったので、それ以外に思い浮かばなかったのだ

 

だが、ゾロには見えていたのか……

その瞳を鋭くさせると、ある一点を見た

 

「あいつだ」

 

「あいつって……?」

 

ウソップが、更に首を傾げながらゾロの視線の先を追った

その先に居た人物を見ると、突然笑い出した

パタパタと手を振ると

 

「おいおい、冗談はよせって!お前、まさかリアがやったとか言うんじゃねぇだろうなぁ~」

 

あはははは~と、ウソップ的には冗談のつもりで言ったのだが…

ゾロは、そうでは無かったようだ

 

その瞳を更に鋭くさせると

 

「間違いねぇよ。あの女が手を上げた瞬間、イカ野郎が吹き飛んだ」

 

「………………」

 

ゾロの本気の言葉に、ウソップがごくりと息を飲む

 

「……リアが、殴り飛ばしたっていうのか…?あんな大きな男を…?はっ!まさか、リアはすげー馬鹿力…とか!?」

 

普通に考えたらあり得ない話だった

どう見ても、レウリアは肉弾戦を得意とするタイプには見えない

 

手も足も細いし、身体つきもゾロやウソップに比べたら小さい

どう足掻いても、力では勝てない筈である

それを、あの普通よりも明らかに大きなパティの身体を吹き飛ばした上に、海にまで落とすとは到底思えなかった

 

そこから導き出される答えは―――物凄い馬鹿力なのではないか

 

と、ウソップは考えた

が……

 

「違う、そうじゃねぇ」

 

あっさり、ゾロに否定された

お陰で、ウソップはますます首を捻った

 

「う~ん…じゃぁ、何だってんいうんだ?触れても無いのに吹き飛ばせる訳ねぇしなぁ~」

 

ウソップの見当違いな答えに、ゾロが訝しげに顔を顰めた

 

「なんだお前、見えてなかったのか?」

 

「あんな早いの、見えるか――――っ!!!!」

 

至極当たり前の様に言われ、ウソップがすかさず突っ込んだ

 

そう、見えなかった

文字通り、何も見えなかったのだ

 

ウソップが見えたのは、突然パティが吹き飛んだという事実だけ

それ以外は、何も見えなかった

 

「片手を上げただけだ」

 

「は?」

 

「だから、片手を上げただけだつってんだろ」

 

「いや…意味わかりませんが…」

 

「そのまんまの意味だよ。あいつが―――レウリアが片手を上げた瞬間、あのイカ野郎が吹き飛んだ」

 

「………………」

 

一瞬、ウソップが無言になる

が、次の瞬間 全力で首を横に振った

 

「いやいやいや! 片手を上げただけで人間が吹き飛ぶ訳ねぇだろう!!? いいかね? ゾロ君。 人間は手を上げただけじゃ吹き飛んだりしないのだよ? 実は、手を上げた振りをして何かで突いたたとかだね…そういう物理的な―――」

 

あり得ない!

と言う風に、何処から持って来たのか…

眼鏡を掛け、ホワイトボードを指し棒でバンバンと叩きながらウソップが力説する

 

が、ゾロも意見を曲げなかった

 

「おめェじゃあるめェし、嘘付いてどうするんだよ。 あの女がやった事は、軽く手を上げただけだ。 それ以外は何もしてねェ」

 

「いやいや、それはだね。物理的にあり得な――――」

 

「あるだろ」

 

ゾロが、真顔でそう遮った

 

「あるだろ、一つだけ。おれ達が知る中で、そういう事が出来る力・・・・・・・・・・が」

 

言われてウソップがハッとした

 

「まさか……」

 

ポロッ…と、持っていた指し棒を落とした

 

「まさか、リアがルフィと同じ“悪魔の実の能力者”だっていうのかよ!?」

 

「その、“まさか”さ」

 

にやりと、ゾロが口元に笑みを浮かべた

 

「それなら、全て納得いく。あのイカ野郎を触れずに吹っ飛ばしたのも、たった4年で海軍大佐にまでなれたのもな」

 

悪魔の実

それは、「海の悪魔の化身」と言われており、食べた者は特殊な能力が身に付くといわれている不思議な果実の事である

その存在事態が希少であり、売れば1億ベリーはくだらないと言われている

そして、その実には多くの種類が存在し、食べた事で得る能力も実の種類によって様々ではあるが、普通の人間では得る事のできない能力が身に付き、戦闘などに応用すれば絶大な力を発揮するのである

 

ただ、悪魔の実を口にした者は海に嫌われると言われており、元々泳げるか否かにかかわらず一生カナヅチになってしまう

海に入ると身体から全ての力が抜けてしまい、能力を使うこともできなくなり、そのまま沈んでしまうのだ

 

種類は、大きく分けて三系統に分類される

通常ではありえない魔術的な能力が身に付く「超人パラミシア系」

動物への変形能力が身に付く「動物ゾオン系」

身体を自然物そのものに変化させ、自在に操れるようになる「自然ロギア系」

 

中でも、「自然ロギア系」は最も希少であり

自然現象さながらの広範囲に及ぶ絶大な破壊力に加え、自身の身体を 原形を留めない自然物に変える事で通常の物理攻撃を受け流し、無効化する絶対的な防御力から、三種の中でも最強種とされている

 

そして、この果実を食べた者を一般的に「悪魔の実の能力者」と呼ばれる

 

もし、レウリアが“悪魔の実の能力者”ならば、確かに可能だった

力も要らない

触れる必要もない

それが“悪魔の実”の能力

 

「………………」

 

ごくり……と、ウソップは息を飲んだ

 

きっと、ルフィに会わなければ”悪魔の実“の存在など信じなかったかもしれない

それぐらい、“悪魔の実”とは稀有な存在なのだ

だが、ウソップは知ってしまっていた

それが“実在”する事を

 

 

「リアが……能力者………」

 

 

その時だった

不意にレウリアがウソップ達の方を見た

 

ギクッとして、ウソップは慌てて隠れた……ゾロの後ろに

 

「お、おいおい。おれ達の話、聴こえてたんじゃねぇのか!?」

 

半泣きになりながら、ウソップがゆっさゆっさとゾロの肩を揺らした

ゾロは、それをウザったそうに

 

「ばーか。この距離で聴こえてる訳ねェだろ。聴こえてたら人間じゃねェよ」

 

そう言いながら、肩を鷲掴みにするウソップの手を払う

 

「バカヤロー!!滅多な事、言うんじゃねェよぉ!!!」

 

そう言い切れるぐらいの声でしか話していない

が、ウソップは最早それ所ではなかった

 

「相手はルフィの姉ちゃんだぞ!? あのルフィを、かる~く張り倒す奴だぞ!? お、おおおおおれなんか、リアの手に掛かったら……ボロゾーキンの様に空中コンボ決められて、地に落ちる事無く……」

 

ぞくり…と、ウソップの背筋に悪寒が走った

 

「うううう~~~駄目だ!想像したら駄目だ!!想像したら、おれは死ぬ!!」

 

「アホか」

 

1人発狂しているウソップを余所に、ゾロは呆れにも似た溜息を洩らした

ふと、下を見るとレウリアと目が合った

 

「………………」

 

一瞬、ウソップの言葉が脳裏を過ぎり、思わず無言になってしまった

だが、レウリアはそれを知ってか知らずか、にこりと微笑んだ

何故だか、それが余計に怖く感じる

 

その時だった

 

 

「くるぁぁぁぁぁぁ!!!ぬぁにしやがるぅぅ!!!!」

 

 

突然、バンッ!と勢いよくエントランスのドアが開き、海に落ちた筈のパティが ぜぇぜぇと肩で息をしながら現れた

そのまま、ホールが水浸しのパティでぐしゃぐしゃになるのもお構いなし、にズンズンと怒りの形相で、レウリア達の方にやって来る

 

「パティの野郎、おれの店をぐしゃぐしゃにしやがって…」

 

と、ゼフがぼやいているが、パティの耳には届いていない様だ

パティは、そのままレウリアの前までやってくると仁王立ちになって威嚇しだした

 

それを見たレウリアは、小さく息を洩らした後

にっこりと極上の笑みを浮かべ

 

「やだ、わざわざ戻ってこなくて良かったのよ? 上がって来るの大変だったでしょう。そのまま、沈んでいてもよかったのに」

 

と、何やら語尾にハートマークでもありそうな雰囲気だ

瞬間、何かがぷっちーん と切れた

 

「ぬぁにが……“そのまま、沈んでいてもよかったのに(ハート)”だ!!―――ふっざけんなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

今度こそ、凄い剣幕でパティがレウリアに襲いかかろうとした時だった

 

 

 

   

 

   ゴスッ!

 

 

 

 

景気の良い音が、ホールに響いた

気が付けば、サンジの踵落としがパティの頭にめり込んでいた

 

「……てっめぇ…、ぬぁにしやがる!!サンジ!!!!」

 

パティが、突然 何の前触れもなく踵落としをしてきたサンジに向かって吠えた

吠えられたサンジは、ふーと紫煙を吐きながらギロッとパティを見た

 

「何をしやがるだぁ……?てめぇ、おれのリアさんに何をしようとした!?三枚にオロすぞ!?クソコック!!!」

 

「いや…だから、私はサンジさんの物じゃないって言っているのに……」

 

レウリアがさらっと流されそうなところをそう突っ込むが…華麗にスルーされた

 

「オメーは、今まで何を見てたんだ!?あぁ!!?どーみても、追及するならあっちだろうがよぉ!!?」

 

と、ビシィ!とレウリアを指さしながら、パティが叫んだ

指をさされた当の本人は、顔色一つ変えずに平然としたまま、目の前にある無駄に太いパティの指をぺしっと払いのけた

 

サンジは、レウリアを見て はぁ~んvvとなった後に、パティを見比べ…

 

………………

………………

………………

 

 

「……レディに手を上げる奴が悪いに決まってんだろ」

 

 

気が付けば、ズシャ…とサンジに蹴り潰されたパティの姿がそこにあった

 

思わず、周りのコック達は…

 

 

(((((理不尽だ………っ!!!!))))

 

 

と思ったが、口には出来なかった

 

その時だった

開け放たれたエントランスの向こうから「オオオオオオオオ」という海賊達の雄叫びが聴こえてきた

 

 

「来たっ!!」

 

 

「守り抜くぞ!この船はおれ達のレストランだ……っ!!!」

 

 

コック達が、一斉に武器を構える

ルフィやゾロも、じっとその瞬間を待つ様にエントランスを見ていた

ちなみに、ウソップは素早く柱の陰に逃げた

 

コック達がごくりと息を飲み、武器を持つ手に力を込めた

 

「どけどけ、コック共ォ~~~~~~っ!!!」

 

ガレオン船から縄橋子で降りてきたクリーク一味の海賊達が、雄叫びと共に一斉にホールになだれ込んできた

 

ザッとコック達が持っていた武器を海賊達に向けようとしたその時だった

突然、スッとそれを遮る様に細い腕が伸びてきた

 

コツ……

コック達が驚いた様に、その腕の先を見る

 

コツ……コツ……

 

彼らの横を、サラッ…と銀糸の様な何かが通り過ぎて行った

 

「お、おいっ、あんた……っ」

 

「え……?」

 

流石のコック達も、それは予想だにしていなかったのか…

驚いた様に、自分達の前に躍り出た人物を見た

 

さらり…と、彼女の銀糸の長い髪が揺れる

左の手首に巻かれた蒼いリボンが印象的な少女だった

 

そう―――そこには、レウリアがいた

 

「おい、あんた!危ねェから下がってるんだ…っ!!」

 

コック達が慌てて彼女を下がらせようとするが、当の本人は何でもない事の様にひらりと片手を上げた

 

面白くないのは海賊達の方だ

慌てふためくかと思ったら、意味の分からない女が突然目の前に出てきたのだから

だが、それと同時に彼らは完全にレウリアを舐めていた

 

自分達は、この”東の海イースト・ブルー”の覇者・クリーク海賊団の一員

たかが、女一人になにが出来るというのだ

 

海賊達は、にやにやしながらレウリアを上から下まで品定めする様に見た

 

「ひゅ~めったにお目に掛かれねェ上玉じゃん」

 

「なぁ、邪魔する奴をおれ達がどうしようと問題ねェよなぁ?」

 

何とも下品な話だ

レウリアは、内心呆れながら小さく溜息を付いた

 

すると、海賊の1人がにやにやしながら近づいて来た

 

「へへへ、ねぇちゃんが相手してく――――」

 

バチンッ

 

海賊がレウリアに触れようと伸ばした手が、突然何かに弾かれた

 

「????」

 

弾かれた海賊は、何が起きたのか分からないという風に自身の手をまじまじと見た

 

「――――悪いけれど」

 

レウリアが、そう呟いた時だった

突然、風も無いのに彼女の銀糸の髪がふわりと揺れた

 

 

瞬間

 

 

突如、ホールにいた海賊達が全員壁をぶち抜きながら物凄い速度で後方に吹き飛んだ

 

 

 

「んな――――っ!!!?

 

 

 

まさかの出来事に、海賊達だけでなく、コック達も驚愕の声を上げた

それは、先程のパティと同じ現象だった

 

彼女が触れる事もなく、突然吹き飛んだのだ

 

ひゅぅっと、何かがくるくると彼女の周りを回る

 

「な、なななな何が起きてるんだよぉ!!?」

 

ウソップが、「こえーよ!!」と叫びながら、だらだらと冷や汗を流していた

 

「あの力は―――……」

 

ただ、ゼフだけが何かに気付いた様にぽつりとそう洩らした

 

レウリアは、それに気付いてか、気付いていないのか

そのまま、コツコツとエントランスの外の柵にかろうじて引っかかった一部の海賊達の前に歩み出た

 

レウリアの足音に、海賊達がびくっと身体を震わせる

 

レウリアは、一度だけそのアイスブルーの瞳を瞬かせた後、底冷えする様な声で

 

「下っ端には用は無いのよ」

 

そう言って、一歩

また、海賊達に近づく

 

海賊達が震える手で、レウリアに必死に剣を突きつけた

 

「お、おおおおれ達は、この“東の海イースト・ブルー”の覇者・クリーク海賊団だぞ……っ!?」

 

「…………だから?」

 

レウリアが、一等冷めた目でそう返してきた

 

「え?いや…だから、おれ達は―――っ!!」

 

海賊がそう言い募ろうとした瞬間――――

 

ヒュンッ

 

「…………っっっ!!」

 

レウリアが手を振り上げた途端、海賊の真横の柵が真っ二つに割れた

 

「……“東の海イースト・ブルー”の覇者?……そんな言葉に胡坐をかいているから所詮“小物”なのよ。 知らないの?“東の海イースト・ブルー”は4つの海で最も最弱・・・・な海。 ここで名を馳せたからと言って世界に通用すると思っているの? 浅はかな考えだわ」

 

コツリ…と、また一歩レウリアが近づいた

 

海賊が「ひ…っ」と悲鳴を上げそうになった瞬間だった

氷の様な冷たく鋭い眼差しで 一言

 

 

 

 

沈んで・・・

 

 

 

 

瞬間、ドンッ!という音と共に、「ぎゃぁぁぁぁ」という海賊達の悲鳴と、海へ落ちる音だけが聴こえてきた

 

 

「…………………っ!!」

 

 

コック達が、声にならない叫び声を上げていた

 

すると、突然くるりとレウリアがこちらを見た

思わず、びくりっとしてしまう

だが、レウリアは気にした様子もなく、にこりと微笑むと

 

「オーナーさん、すみません。お店、少し壊してしまいました」

 

言われて、コック達がレウリアの立っている場所を見る

そこには、あれだけいた海賊は1人もおらず、レウリアしか立っていなかった

しかも、何故か海賊達が引っかかっていたであろう柵の辺りに大きな穴が空いている

 

一体、何があったのか……

 

正直な話、あまり知りたくはなかった

 

ゼフが、その穴を見た後、じっとレウリアを見た

 

「おめェ…まさかとは思うが――――……」

 

そう言い掛けた時だった

 

 

 

 

 

 

  ズ……バンッ!!!!

 

 

 

 

 

突然、大きな斬撃の音と共に、バラティエ全体が大きく揺れた

いや、海そのものが揺れていた

 

 

 


「「「「え………!!!?」」」」

 

 

 

 

コック達が、突然起きた目の前の現象に驚愕の声を上げた

 

「何だ!!!」

 

ルフィ達も驚いたのか、慌てて身を乗り出す

 

 

「…………っ!?」

 

 

流石のレウリアも驚いた様に、咄嗟に柵に手を伸ばす

今にも海に落ちそうになるのを、なんとか堪える

 

「何? この揺れ…って………えっ!?」

 

レウリアの視界に入ったのは、驚愕の事実だった

余りにも信じられないその事実に、思わず息を飲み口に手を立る

そして、そのアイスブルーの瞳を大きく見開いた

 

バラティエの何十倍も大きかったあの巨大ガレオン船が、横に真っ二つに分断され、物凄い勢いで傾き始めていたのだ

 

一体、何をしたらこんな事が起こるのか

普通では、あり得ない事だった

 

船に乗っていた海賊もろとも、海に沈もうとしている

 

 

「何が起きたァ!!!!!」

 

 

クリークが、あまりにも非現実的な出来事に驚愕しながら叫んだ

 

その間にも、割れたガレオン船はギギギギギという音を立てながら船体が縦になり、船首と船尾から沈んでいく

乗っていた海賊達は、まるで人形の様に次から次へと船体から投げ出され、海に向かって転がり落ちていく

 

 

首領ドン・クリーク!!!本船は………っ!!!!

 

 

ゴゴゴゴゴゴと、物凄い音が辺り一面に響き、ガレオン船に引きずられる様に、周りの海域一帯が渦の様に沈みゆく船に引き寄せられていく

 

 

 

海賊達は、その海に飲ぬ様に必死に沈みゆく船にしがみ付くが、それはいつしか意味をなさなくなっていた

 

 

 

 

 

 

「斬られましたぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

「斬られた? 斬られただと!!?この巨大ガレオン船をか……っ!!!?そんな…………バカな話があるかァ!!!!!」

 

クリークは、信じられないという風にそう叫ぶが、船体は益々縦になり沈んでいく

そして、海面がドオオオンという音と共に大きく飛沫を上げた

 

その衝撃で、バラティエ自体も大きく揺れた

船体が揺れると同時に大きく傾きだし、ホール内の椅子やテーブルがズズズズと横にずれていく

いや、最早落ちていくと言う方が正しいかもしれない

 

「錨を上げろ!!!この船ごともってかれちまうぞ!!!」

 

「はいっ」

 

ゼフが大声で叫ぶと、コックの1人が慌てて錨を上げに行こうとするが

船体が傾いている為、上手く歩く事すら出来ずにいた

 

「……………っ」

 

今、まさに巨大ガレオン船が海へ打ち付けられる様に沈もうとしていた

その余波で、海面の波が一気に津波の様にこちらに押し寄せてきた

 

「くっ………」

 

レウリアの居る場所は、特に危険だった

幸いだったのは、自分以外は皆ホールに居ると言う事だった

 

だがこのままでは、下手するとレウリア自身がそのまま海へもって行かれてしまう

 

いけない………っ!

 

逃げ様にも、船体が大きく揺れていて柵から手を離す事が出来ない

もし離せば、逃げる前に海へ引きずる込まれるだろう

かといって、相手が自然現象となると、レウリアの力は使えないのだ

そういう【制約】があるのである

 

瞬間

波が大きく揺れた

 

仕方ない……っ!

 

レウリアは、柵を掴む手に力を込めた

運が良ければ、持ち堪えられるかもしれない

もう、それに掛けるしかなかった

 

 

私は、エースに会うまでは死ぬ訳にはいかないのよっ!!

 

 

そう思って、今まさに襲ってくる大きな波にギュッと目を閉じた

 

その時だった

 

 

 

「リアさん!!」

 

 

 

不意に呼ばれたかと思うと、突然誰かに腕を引かれた

 

え……っ!?

 

と思うと同時に、二人の居た場所にドオオオンと物凄い量の波が押し寄せてきた

 

「―――――っ!!」

 

一気に、全身に海水が襲ってくる

流されない様に、レウリアは必死にその“誰か”にしがみ付いた

 

ザザザザザー

 

 

 

 

「けほっ……けほっけほっ!!」

 

波が引いて、辺りがもとの風景に戻る

レウリアは咽りながら、やっとの思いで息をした

 

「けほっ……あーもう…」

 

「大丈夫ですか?リアさん」

 

頭上から呼ばれ、そういえば誰かに助けてもらったのだという事を思いだす

ふと、目の前に広がるその人物に服装に見覚えがあり、レウリアは顔を上げた

 

「サンジ…さん…?」

 

「はいv貴女のサンジですvvv」

 

どうやら、あの咄嗟の状況で助けてくれたのはサンジらしい

 

「いや……それも違うけど……でも、助かったわ。ありがとう、サンジさん」

 

何だか、突っ込むのも疲れてきたので、半分放っておこうと思いつつも

とりあえず礼だけは言っておいた

 

それから、自分の様相を見てレウリアは、小さく溜息を付いた

 

「もう…服もびしょびしょだし…髪もぐちゃぐちゃだし……最悪」

 

「そんな事ありません!!水も滴るいい女って、まさに今のリアさんの為にある言葉ですねv」

 

と、目からハートを飛ばしながら力説されてしまった

 

「……………あー」

 

うん

なんだか、面倒くさいので放っておこう

 

その時だった

 

 

「え………?」

何かに呼ばれた様に、レウリアが未だ揺れの収まらない海の方を見た

 

ゆらりと揺れる水面に、それはいた

先端の緑色の炎がゆらゆらと揺れている

 

沈みゆくガレオン船の中、悠然とそれはそこいた

 

「あ、れは………」

 

レウリアが、信じられない物でも見る様に そのアイスブルーの瞳を大きく見開いた

見間違える筈がない

 

羽飾りのついた大きなつばのある帽子

鷹を思わせる鋭い目と、整った口髭

そして、何よりもそれを決定付ける 十字架を模したあの大きな黒い長刀

 

 

 

「鷹の目……ジュラキュール・ミホーク……っ」

 

 

 

そこには、あの王下七武海の1人 ”鷹の目のミホーク”がいたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局ここまでしか入らなかったか……(-_-;)

まぁ、とりあえず、夢主の力の片鱗を見せておこうとなww

ゾロは悪魔の実じゃないかと言っていますが……どうですかねー?(笑)

そりゃ、その内分かるよww

 

あ、別に最強設定主じゃないですよー?

いや…だって、冗談の時とかはいいけど…

いざ、マジ戦闘になった時にルフィよりも強いってどうよ!?って思うし!

流石に、それは無いんじゃないかと…

まぁ、作中でルフィが勝てた事ない~的な事言ってますが、

それって、手加減も入ってたと思うのよね

後は…年齢的なものかねー

って、1歳差ですけどww

 

さて、何やらサンジがオイシイポジに居たりしますが…

普通に考えて、そういう役回りはあの面子だとサンジしかいないんで(-_-;)

それだけだ

よし!次回は、ミホークVSゾロですね!

 

2012/03/06