CRYSTAL GATE

  -The Goddess of Light-

 

 

 第一夜 創世の魔法使い 4

 

 

この時代

奴隷の鎖を勝手に解く行為は、貴族の所有財産の窃盗にあたり、重罪になるのだ

アラジンが、奴隷の赤髪の少女の鎖を切るという事は、そういう事を意味する

 

奴隷制度のない国のエリスティアですら、その事は知っている

 

周りが、ざわめきだした

口々に、「何て事を…」と囁きだす

 

ぎょっとしたのは、アリババだった

アリババは、慌ててアラジンに駆け寄ると、満足そうに笛を拭くアラジンを引っ張った

 

「おい!マズイって!!」

 

そう言うも、当の本人はきょとんとしたまま、その大きな目を瞬きさせた

 

「……?まずいって、なんで?」

 

ただ、何も知らない

知らずに、純粋にそう聞いてくる

 

その言葉に、アリババが口籠る

 

「なんでって……そ、そりゃあ……」

 

重罪だから

 

そう言ってしまえば簡単だったかもしれない

だが、奴隷制度が正しいとは思っていないアリババには、はっきりとアラジンにそう伝える勇気は無かった

 

「なんで?」

 

アラジンが、澄んだ瞳でもう一度そう尋ねてくる

 

アリババは、今度こそ何も答えられなかった

ちらりと、赤髪の少女を見る

 

少女もどうしていいのか分からないのか、困惑の色を見せていた

 

「エリス……」

 

アリババが、助けを求める様にエリスティアの方を見た

エリスティアは、苦笑いを浮かべて小さくかぶりを振った

 

罪だからと言うだけならば簡単だ

だが、それは正しい事ではない

 

アリババと同様、エリスティアも奴隷制度には納得できていなかった

同じ“人”なのに、売り買いされる

そして、人権など無いに等しく、家畜同然に扱われる

 

それを、どうして正しいと言えるだろうか

 

だが、アラジンは“奴隷”そのものを知らなかった

勿論、奴隷を逃がせばどうなるかなど知る由もない

 

彼はただ、赤髪の少女を純粋に助けたに過ぎない

そう――――アラジンは、“正しい事”をしたのだ

 

そんな彼に、「逃がしたら罪だから駄目なのだ」と、どうして言えようか

 

その時だった

 

「奴隷泥棒は重罪だぞ」

 

二度と聴きたくない、豚を圧し潰した様な声が聴こえてきた

 

「この声……」

 

ハッとして声の下方を見ると、あの豚の様な男――――ブーデルが、手下を引き連れて歩いて来た

そして、エリスティアの前を通り過ぎると、足元に落ちていたレモンを拾う

 

アリババがブーデルの存在にハッとする

が、ブーデルはにやりと笑みを浮かべた

そのままアリババの肩に手を掛ると、そのままぐりぐりとアリババの頬にレモンを押し付けた

 

「片腕切断だ。 ……忘れたのか? ワシへの弁償はどうなる?んん~~~~?」

 

そう言って、さらにぐりぐりとレモンを押し付ける

アリババは、苦笑いを浮かべながら

 

「や、やだなぁ~、僕ら一般人ですよ?こんな硬い鎖を切れる訳ないじゃないですか」

 

そう言って、はははと笑って見せる

が、瞬間エリスティアはハッとした

いや、エリスティアだけではない、恐らくアラジンも気付いた

 

アラジンの肩を持つアリババの手が、何かに耐える様に力が籠められていたのだ

 

だが、そうとも知らないブーデルはふんっと鼻息を荒くした後

 

「白々しいわ」

 

そう言って、アリババから手を離すと、持っていたレモンを汚らしげに投げ捨てた

 

「もし、キサマが昨日の荷台の荷物分の1000金貨ディナール弁償しきれなかった場合は、どうしてやろうかもう決めてあるんだぞ……?聞きたいか、ん?」

 

そう言って、ブーデルは豚を圧し潰した様な顔を更に険しくさせると 一言

 

 

 

 

 

  「奴隷にしてやる」

 

 

 

 

 

「……………っ」

 

ビクッとアリババが肩を震わせた

 

「奴隷にして、生涯、一生、ワシ自らの手で痛め続けてやる!!」

 

そう言って、ブーデルはぐいっと傍にいた赤髪の少女の結っている部分を引っ張り上げた

 

「………………っ!」

 

髪を引っ張られ、少女が声にならない悲鳴を上げる

 

「奴隷はツラいぞ~~、ん~~~?」

 

そう言って、脂ぎった手で少女の顎をぐいっと持ち上げた

 

「こ~んな事されても」

 

そのままどんっと少女を地に突き飛ばす

 

「こ~んな事されても!文句は言えんからなぁ!」

 

今度は少女の手をぐりぐりと足で踏み潰した

 

「……………っ」

 

アリババが息を飲む声が聴こえた

言いたいのに、止めたいのに、動けない自分が情けない

今の自分でどうする事も――――………

 

 

 

 

 

「やめて、おじさん」

 

 

 

「やめなさいよ、何度同じことを言えば理解するのかしら、貴方は」

 

 

 

 

 

まるで、アリババの心を代弁する様な声が2つ響いた

 

ハッとして顔を上げると、いつの間には目の前にストロベリーブロンドの少女と、青い髪の少年が立っていた

 

エリスティアとアラジンだ

 

だが、それにカチンときたのは他の誰でもないブーデルだった

ブーデルは自分を止めた2人を見た瞬間、昨日の事が蘇るのかわなわなと震えながら

 

「お前ら、昨日の生意気なガキと女!!」

 

そう叫ぶと、瞬間にやりと笑みを浮かべた

 

「何か文句でもあるのか?警吏に訴えてやってもいいんだぞ?」

 

その言葉に、ぎょっとしたのはアリババだ

この時代、警吏に捕まる事は“死”を意味する

 

「そ、それだけは――――」

 

慌てて止めに入ろうとした瞬間、ブーデルの部下達がアリババを羽交い絞めにした

そして、そのまま剣を突きつけられる

 

と、同時に手下たちはエリスティアとアラジンにも剣を突きつけた

 

が、エリスティアもアラジンも動じる事は無かった

エリスティアは、小さく息を吐くと

 

「おかしいわね…、貴方は昨日確かに賠償金を受け取ったでしょう?アリババくんが弁償しなければいけないものなど無いと思うけれど?1000金貨ディナールなら、十分足りた筈よ」

 

確かに、昨日の賠償分は払った

一袋まるまる渡してやったのだ 優にその倍は入って居た筈だ

あれで、足りない筈が無い

 

が、当のブーデルはふんっと鼻息荒くし

 

「勘違いしてもらっては困る。あれは、ワシへの謝罪料だ。まだそのガキからの賠償金は受け取っておらんわ」

 

そう言って、にやりと口元に笑みを浮かべた

 

そのあまりにも下らない発言に、エリスティアがブーデルにも分かる様に あからさまに呆れにも似た溜息を付いた

 

「やっぱり小さい男ね、貴方って」

 

「ああん?」

 

エリスティアの暴言に、ブーデルがぴきりと顔を引き攣らせた

 

「何か言ったか小娘」

 

そう言って、エリスティアに顔を近づける

すると、エリスティアは顔を顰めながら

 

「汚い顔を近づけないで、息も臭くて嫌。不愉快だわ」

 

「なんだと…?」

 

ブーデルの顔が更にぴきぴきっと引き攣る

 

「頭も最悪だと思ったけれど、顔も息も最悪ね。 その無駄に大きい身体と頭は飾りかしら? もっと必要な所に栄養回した方がよかったんじゃないの」

 

エリスティアの言葉に、思わず周りの人たちがぷっと吹き出しだす

それに激怒したのはブーデルだった

 

エリスティアだけではなく、街の人達からも馬鹿にされわなわなと震えながら その豚の様な顔を真っ赤にさせる

 

「ふざけるなぁ、この小娘が!! お前も奴隷にしてやる!!」

 

その言葉に、いよいよエリスティアが、呆れかえった

 

「奴隷? どんな罪で? 暴言罪かしら? だったら、貴方は既に奴隷よね」

 

そう言って、くすりとさえ笑って見せた

 

まさに火に油である

真っ赤に激怒したブーデルは、今にもエリスティアに飛び掛からん勢いで

 

 

 

 

「今すぐ処刑してやる!!!!」

 

 

 

 

その時だった――――

 

プ―――――

 という、笛の音が聴こえた瞬間――――

 

 

 

「…………なっ!!?」

 

 

 

突如として、アラジンの金の笛から謎の青い巨大な腕が出現したのである

 

ぎょっとしたのは、ブーデルだけじゃない

アリババも、そしてエリスティアもだった

 

その腕は、ブンッと大きく横に払うと、瞬く間にアリババやエリスティア達を押さえていたブーデルの部下達をなぎ払った

そして、大きく腕を高く振り上げると――――

 

「……………っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ぱぁあん!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その巨大な腕が手を合わせた途端、辺り一面に突風が吹き荒れた

余りにも急な風に思わずアリババや街の人達が目を瞑る

だが、エリスティアは”それ”を見つめたまま動こうとしなかった

 

「~~~~~~~っ」

 

自分が潰される寸前でそれを起こされたブーデルは、声にならない叫び声を上げると同時に、そのままくらっと失神してしまった

それを見たアラジンは、満足気にその巨大な腕とハイタッチをする

 

エリスティアは、それを信じられないものを見る様な目で見ていた

 

あれは―――――……

 

見間違える筈が無い

何度も見てきた

 

あの腕は、間違いなく――――

 

「それ―――――………」

 

エリスティアがアラジンに問おうとした時だった

突如、エリスティアの目の前でその青い巨大な手がぷるぷると震えたかと思うと真っ赤になった

 

「え………?」

 

一瞬、何が起きたのかと目を疑う

 

「あ、あの………」

 

おそるおそる、その巨大な手に手を伸ばし掛けた瞬間、

その手は逃げる様に、アラジンの笛の中に消えて行った

 

アラジンはくすりと笑みを浮かべて

 

「相変わらず、ウーゴくんはシャイだね」

 

シャイ?

そういうものなの……?

 

首を傾げるエリスティアを余所に、アリババや他の街の人達は今目の前で繰り広げられた現象に言葉を失っていた

 

と、その時だった

 

「こらー!!何の騒ぎだ!!!」

 

「邪魔だ!どけ」

 

ぞろぞろと、向こうの方から何かの武装集団が現れた

それは、この街の警吏だった

 

ハッしたのはアリババだった

警吏に捕まると厄介だ

 

「やっべえ、警吏だ!!逃げるぞ!!」

 

それだけ言うと、アラジンとエリスティアの手を引っ張ると、慌ててその場を離れたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ****    ****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタバタと、警吏の連中が街の中を走り回っている

エリスティア達は、地下へと続く倉庫に身を隠したまま息を潜めていた

アリババが、そっと扉を開けて外の様子を見る

まだ、警吏が自分達を探していた

 

小さく息を吐くと、そのまま扉を閉め 奥に居るエリスティアとアラジンを見た

アラジンは、走ったからなのか地下から湧き出る水に顔を突っ込んでがぶ飲みしていた

 

当分、外に出られそうにない

どうやら、今日は仕事にはならなさそうだ

 

ちらりと、アラジンを見た

まだ、水を飲んでいる

 

そんなに喉が渇いたのだろうか

 

エリスティアの方を見ると、アラジンの横で大人なしく座っていた

そういえば、エリスティアも随分あのブーデルに突っかかっていた

この街の者では出来ない事だ

 

この街の人間は、あのブーデルがどれだけの金持で相手にすると厄介なのを知っている

だから、どんだに理不尽だとしても逆らう事はしない

恐ろしさを知っているから

 

「エリス…あのさ、さっきのだけどよ―――……」

 

言われて不意に、エリスティアが顔を上げた

 

「その、ありがとな」

 

いきなり礼を言われて、エリスティアが首を傾げる

 

「何の事に対してのお礼なのか分からないんだけれど?」

 

と、とぼけてさえみせた

 

その優しさが酷く身に染みる

 

あの時―――ブーデルに絡まれていた奴隷の少女を助ける事も出来ず

アリババも奴隷にすると言ったブーデルに反発する事も出来ずに

ただ、見ている事しか出来なかった

 

なのに、アラジンもエリスティアも、あのブーデルに立ち向かった

特に、エリスティアはわざとああ言う事により、ブーデルの矛先を自分に向けたのだ

 

情けない話、アリババはそうする事すら出来なかった

歯がゆい気持ちはあるのに

悔しい気持ちはあるのに

 

力が無いから

力ある者に反発出来ない

 

それでも、2人は立ち向かった

なんという勇気だろう

 

それが、アリババには酷く眩しい

 

「なんか、エリスには助けてもらってっばっかりだな…」

 

はははと苦笑いを浮かべながら、アリババが渇いた笑みを浮かべた

その言葉に、思わず くすりとエリスティアが笑みを浮かべる

 

「そうでもないわよ?私、アリババくんに出逢えたおかげで重要な事を見つけられたもの」

 

「重要な事?」

 

「そう。それに、貴方のルフはとても綺麗わ」

 

と、にっこりと微笑みながらエリスティアが頷く

そう言って、アラジンを見た

 

「……………?」

 

その行動と言葉の意味が分からずアリババが首を傾げる

 

アラジンは、相変わらず水をがぶがぶ飲んでいた

 

「……そんなに、消耗激しいのね…」

 

「え……?」

 

「ううん、何でもないわ」

 

そいえば、アラジンの持つあの笛から青い巨大な腕が現れたのだ

 

あれは――――……

 

「なぁ、その笛って……」

 

不意に、水を飲んでいたアラジンが振り返った

 

「ん?」

 

「なんか、ドバーッと出たじゃん」

 

アリババの言葉に、アラジンが口元を拭きながらにっこりと微笑んだ

 

「あれは、ウーゴくん。僕の友だちさ!」

 

「友達……」

 

って!訊きたいのはそこじゃねえ!!

 

気になるのは、その金の笛の中から出てきた青い巨大な手が――――

 

「名前……」

 

不意に、エリスティアがぽつりと呟いた

 

「その“彼”の名前は、ウーゴくんというの……?」

 

「?そうだよ」

 

何かが引っかかるのか、エリスティアが「そんな筈……」と何かを呟いた

 

「えっと……」

 

アラジンに声を掛けようとして、そこで口籠る

よくよく考えたら、自分は彼の名前を聞いていなかった

 

失念していたわ……

 

真っ先に確認すべきことでは無かったので、すっかり忘れていた

が、名前を知らないとこうも不便で仕方ないし、相手に対しても失礼だ

 

だが、それに気付いたアラジンがにこっと微笑み

 

「僕はアラジン、旅人さ! おねえさんは、何て言うんだい?」

 

アラジンの純粋さに救われる

エリスティアは、ほっとして

 

「私は、エリスティアというの。宜しくね、アラジン」

 

そう言って、にっこりと微笑む

すると、アラジンは嬉しそうに満面の笑みを浮かべながら

 

「わー、エリスティアおねえさん!!」

 

と、そのふくよかな胸に飛びつこうとしてきた

が、寸前の所でアリババがアラジンの頭をがしぃと掴んだ

 

「な、なにするんだい?おにいさん」

 

いきなり、胸への抱擁を妨害されアラジンがむぅっと膨れる

 

「そう何度も、(羨ましい事)させられるか!」

 

本音はさておき

エリスティアは、アリババの素晴らしい対応ににっこりと微笑むと

 

「助かったわ、アリババくん。次、やられたら・・・・・殺ってしまう所だったかもしれないもの」

 

と、超極上の笑みで、超危ない事を言われた

その顔には似合わない極悪な台詞に、またアラジンがガタガタと震える

 

「エリスティアおねえさんは、やっぱり怖い人かい…?」

 

「怖くありません。後、言いにくいでしょう?エリスで構わないわ」

 

そう言って、にっこりと微笑むが……笑顔怖い

 

「ほら、謝っとけ!」

 

アリババがそう言いながら、アラジンに頭を下げさせる

アラジンは、しょぼーんとしながら

 

「ごめんよぅ…エリスおねえさん……」

 

と、ぺこりと頭を下げた

 

「………………」

 

そう、しょんぼりされては怒る訳にもいかない

エリスティアは小さく息を吐くと

 

「仕方ないわね……まぁ、実害はなかったし許してあげるわ」

 

「本当かい!」

 

エリスティアの言葉に、アラジンがぱぁっと嬉しそうに顔を上げる

 

「その代り―――それ、見せてくれないかしら?」

 

「え?」

 

そう言ってエリスティアが指さしたのは、アラジンの持つ金の笛だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      ◆      ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変な騒ぎだったみたいだね」

 

男が一人、大きな椅子に座ったままそう問うてきた

男の周りには、幾人もの侍女―――という名の奴隷が控えており

その数人が、常に男の肩や空いている腕を揉んでいた

 

「も、申し訳ありません領主様。その…奴隷を逃がそうとした馬鹿がおりまして…」

 

と、ごまする様にブーデルが男に頭を下げながらへらへらと笑った

 

領主―――と、呼ばれた男は、一度だけ顔を上げた後 さほど興味が無さそうに

 

「……奇妙な物が出たという話もあるが?」

 

そう言って、肩を揉んでいた奴隷の女の手を払うと、傍にあった“ごほうび”を一粒渡した

奴隷の女が受け取った後、一歩下がる

 

驚いたのは、ブーデルの方だった

奇妙な物とは、間違いなくあの腕の事だ

その事には自分は触れていないし、領主の男もその場にはいなかった

 

「ど、どうしてそんなことまで…?」

 

その言葉に、領主の男はくすりと笑みを浮かべた

 

「教えてくれたんだよ。うちの優秀な番犬・・・・・がね……」

 

「い、いやぁ…あんな幻、ジャミル様に報告するまでもないかと……」

 

ジャミルと呼ばれた領主の男は、小さく息を吐くと

 

「そういえば、明日隊商に出るんだったね?」

 

「は、はい。それが何か?」

 

ブーデルの言葉に、ジャミルはにっこりと微笑むと一言

 

「ひとつ、仕事をあげるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4話目です…

相変わらず、中々話が進みませんなぁ~(-_-;)

きっと、余計な部分が多いいのね……

という訳で、続きまーすv

 

2013/05/02