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信玄の居城・躑躅ヶ崎館
そこで出逢ったのは、黒曜石の様な瞳をした見目麗しい少女だった・・・
ノノウとして十四の頃より信玄仕えてきた少女と、胸に赤き炎を纏う青年
二人が出逢った時、運命の輪が回りだす
幕府からの勅使を受け、信長包囲網を展開させる信玄
しかし、運命は皮肉にも信玄身体を蝕んでいく
敬愛する信玄を失った時、彼女は絶望の淵に立たされた
だが、信玄の最後の”願い”を託す それは―――……
「どうぞ私を貴方様のものにしてください」
彼女が選んだ道とは―――……
そして、迫りくる時代のうねりとは―――
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1年前、道場の裏の神社で不思議な少年と出逢った それはとても綺麗な顔をした少年だった
そして、1年後――――
気が付けば、血と叫び声の聴こえる戦国の世にいたのだった―――
信長の義妹として、16歳の春 浅井家に政略結婚の為嫁ぐことになるが
そこで出逢った浅井の当主は、あの時出逢った少年の面影を残す若き青年だったのだ
時と時代が交差する
「私は、貴方と出逢えて幸せでした――――」
※修正の為、一時的にリンクを切っています
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天正十四年六月
堺町奉行の三成は、堺の町を見て回っている最中、不思議な雰囲気の少女と出逢う
彼女は、着物で顔を隠ししてるが、とても町人には見えなかった
そして三か月後、三河の家康の元へ使者としてきた折
その屋敷内でまた不思議な雰囲気の少女出逢った
だが、それが堺の少女と同一人物かは分からなかった
翌月、大阪城に家康が拝謁に来た折、秀吉の養子である辰之助の教育係として
才媛として有名な家康の娘の”秋姫”という姫が指名される
そして、家康に呼ばれて現れた少女は―――………

