〇「　」

　〇「　」

その日――梅宮たちは、雑貨屋の倉庫の片付けの手伝いをしていた。

一個一個出しては、日干しにしていく。

そこへ、差し入れの飲み物を持ってきた彼女が現れる。

彼女はそれを１人１人に渡しながら、奥へ入っていき……。

ある日、彼女が絆創膏だらけの手で屋上にやってきた。

驚く楡井を他所に、けろっとした顔で「料理をしようとした」という彼女。

梅宮は笑っていたが、壊滅的に彼女が料理音痴なのだと知らなかった面々は驚愕の声を上げる。

すると、突然蘇枋が、

「よかったら、オレが作りましょうか？」

と、言い出し……。