※こちらは、本編の内容を多く含みます

 完全ネタバレですので、閲覧の際はご注意ください

※「続きより」をクリックする事で詳細が見れます

 

 

◇ 太刀・鶴丸国永

 

銘は「国永」、号は「鶴丸」 皇室の御物で、山城の刀工・五条国永の作

本作開始より七年前に沙紀の手によって本刀より顕現した(本霊)

 

続きより
本作開始より七年前

その日は四月だというのに真っ白な雪の降る日だった

 

毎年六月に石上神宮で行われる神剣渡御祭に使われる神剣・七支刀が修復中の為に、

代りの神剣候補として御物である鶴丸国永・一期一振の二振の名があった

 

二振りは厳重に石上神宮の大鳥居をくぐり楼門に向かっていたが事故により、

鶴丸国永の入った箱はそのまま石畳に叩きつけられる形となる

皇室の御物である品を地に落としたあげく、その姿を一般人の前に晒した上に、

もし傷や欠け・最悪折れていた場合責任問題となる――――と、誰も確認するために手が出せなかった

 

時同じくして、石上神宮の巫覡達に呼ばれて石上神宮を訪れていた 巫覡の一人神代一誠と、歳十になる娘の沙紀(名前変更可)

 

沙紀が、事の自体に気付き、自らの羽織っていた着物を掛けて、鶴丸国永を拾い上げた瞬間――――――

顕現したのが、本作の「鶴丸国永」

 

その後、沙紀はそのまま父・一誠に呼ばれてその場を去る

 

「刀」を「ひとがた」顕現させた沙紀はその後の事は知らず

この日 第185代”神凪”を引き継ぐ

 

鶴丸はこの時居合わせた小野瀬の機転で、処分を免れるが、

 

小野瀬の監視下の元、「人」として「政府機関」に身を置くこととなる

主には、政府の要人の護衛をしつつ、本作開始五年前まで 暇さえあれば沙紀の元を訪れていた

が――――その後、沙紀の事を思い距離を取り始める

 

政府機関内ので名はハバキリに竜胆の紋様がある事から「竜胆」 沙紀には「りん」と名乗っていた

(本作で、沙紀が鶴丸の事を「りんさん」と呼ぶのはその名残)

 

都内の高級マンションの立ち並ぶタワーマンションの一角に私室を持つ

かなりの読書家・・・・・・というか、小野瀬に馬鹿にされたくなくて勉強の為に、本を読みまくった為、

彼の書斎には膨大な書籍が並んでいる

 

政府預かりの他の刀剣男士とはあまり面識はないが、本作の大包平とは関りがあった(詳細は「大包平」の欄参照)

加えて、政府機関内の他の審神者からの申し出も全て断っている(本当は、そんな権限は刀剣男士にはない)

 

最初は、沙紀とに自分が人間でないと知られた時、「人」と「刀の付喪神」という立場から離れようとした

しかし、沙紀の再三の「お願いに」ついには折れる 遠くで見守ろうと思っていたが、

沙紀の傍で護ることを誓うと同時に、彼女の希望を叶えるべく、ともに沙紀の刀剣男士として歩む道を選ぶ

 

燭台切には「鶴さん」

大倶利伽羅には「国永」

三日月には「鶴」

と、呼ばれている

 

ちなみに、本人の希望により山姥切国広の事は「国広」と呼ぶ

 

政府機関に七年も在籍していたこともあり、色々と上層部しか知らない事などに詳しい

また、政府機関に身を置いていた時は、一人で任務に当たることが多かった為、色々と通信用の端末や転送装置などにも精通している

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 序ノ章 より

 

 

 

◇ 打刀・山姥切国広

 

銘 表「九州日向住国広作」、裏「天正十八年庚寅弐月吉日 平顕長」 号は「山姥切」

備前長船長義の刀を写して打った刀

刀工は堀川国広であり、国広第一の傑作として名高い

本作では、沙紀が本刀から顕現させた(本霊)

 

続きより
本作開始後、小野瀬から持ち掛けられた「審神者」の話を蹴ったにも関わらず、

「きっと必要になるでしょう」と意味深な言葉を残して小野瀬が置いて行った一振

(小野瀬がこの刀を選んだ理由は、個人所有の刀の為、手続きが楽だったから)

 

石上神宮の沙紀の居住している奥殿に「時間遡行軍」が襲撃してきた折、

助けに来た鶴丸と共闘させる為に沙紀が本刀から顕現させた

その後、鶴丸が沙紀の元を離れた後、ずっと沙紀を見てきた故に、小野瀬に不信感を持っている

 

箸の持ち方や、食事の仕方など、沙紀から教わった

 

沙紀の身を常に案じ、傍で護ることを命としている

沙紀と鶴丸の関係を一番よく知る為、後から顕現してきた刀によく聞かれるが、

どう答えていいのか分からず、いつも無言で流している

 

今だ、沙紀本人の前では彼女の名を呼べたことがない

基本「あんた」「あいつ」などで呼ぶ

 

顕現した折、鶴丸との会話で鶴丸が「山姥切」と呼んだことに対して、

「山姥切は、俺の名前じゃない。 元の刀の名前だ」と返した為、

鶴丸のみ彼の事を「国広」と呼ぶ

 

弐ノ章で、市たちに薬研が教えた名は「国広」

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 序ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・燭台切光忠

 

無銘 備前の刀工・光忠(備前長船派)の作

1923年の関東大震災で被災刀となり、「現存しない」とされてきたが、

2015年4月末、焼身の状態で保管されていることが判明 

本作では、その数年後行方不明になっていた

「復活の儀」により、沙紀が生き返らせた折に、本刀より顕現した(本霊)

 

続きより
沙紀に鶴丸と逢わせる代わりの条件(代償)として、小野瀬が持ち出した刀

 

小野瀬は、沙紀が七年前に天叢雲剣を「復活の儀」により「復活」させていたのを知っており、

彼女に「助けてやって欲しい」と、儀式を要求してきた

 

しかし、沙紀は「刀に霊力を感じない」と言い、

「――――この刀には、その“儀式”に耐えられるほどの力はありません」と宣告する

 

鶴丸はその刀が「燭台切光忠」だとすぐに気づくが、沙紀に「無理」なのだと言われて

「光忠は、もう―――助からないのか・・・・・・?」と言う

沙紀は、どうにかしてあげたいと思うが・・・・・・霊力の耐えられない刀身に力を注ぐのは自殺行為であり、

どうする事も出来なかった

 

だが、小野瀬が

「要は、この子が“儀式”に耐えられればいいんでしょう? それぐらい何とかしましょう。

何、簡単な事ですよ。 内に無いものは“外”から与えてやればいい」

と言い、集められたのが燭台切に縁のある大倶利伽羅(大阪)と、鶴丸と関係のある同じ皇室御物の「一期一振」(宮内庁)を持ってくる

この二振りにした理由は

①大阪と東京を1日で行き来して手続きするにはその距離が限界だった為

➁距離と時間の関係上 仙台まで行けない為(太鼓鐘貞宗)

③一期一振なら、鶴丸と同じ空間にあった為、少しはマシと判断 など

 

最終的には、山姥切国広含めた四振で、沙紀の復活の儀を外からサポートする形により、

燭台切光忠を元の霊力のある刀へと「復活」させることに成功

その折、沙紀の手が加わっていた為 顕現した

 

鶴丸の事を「鶴さん」

大倶利伽羅の事を「伽羅ちゃん」

※本作では基本的に鶴丸が燭台切を「光坊」と呼ぶことはありません(予定)

と呼ぶ

 

顕現して最初に視界に入ったのが沙紀だった 故に、沙紀のほのかな「好意」を示すが、

彼女と鶴丸の関係を知り、見守る形に収まるが・・・・・・時折、キレる

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 序ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・一期一振

 

額銘は「吉光」 鶴丸と同じく、皇室の御物

粟田口派の刀工・吉光の作であり、吉光は短刀の名手として知られ、

太刀は生涯この一刀しか鍛えなかったと言われている 

本作では、燭台切光忠を助ける為に、持ち出された刀の内の一振 

沙紀が本刀より顕現させた(本霊)

 

続きより
本作初出は、鶴丸と同じく、本作開始より七年前

毎年六月に石上神宮で行われる神剣渡御祭に使われる神剣・七支刀が修復中の為に、

代りの神剣候補として御物である鶴丸国永・一期一振の二振の名があったのが最初だが、

この時点では顕現していない

 

実際に、本作に関わる様になるのは、燭台切光忠の「復活の儀」の折、小野瀬が持ってきた刀の内の一振

同じ御物である、鶴丸がいた為に関係性の高い、かつ直ぐに手配できるという理由で選ばれた

(時間と距離の問題 詳細は、燭台切の欄参)

この時、沙紀の手によって本刀より顕現させられている

 

後に、弐ノ章で転送装置に細工がされており、強制的に作動――――大包平・沙紀と共に、

どこかへ飛ばされてしまう

この時、偽名を何故か大包平に「苺」と付けられ、本人はかなりのお冠だった

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 序ノ章 より

 

 

 

◇ 打刀・大倶利伽羅

 

無銘 刀工・広光の作 刀身に倶利伽羅龍の刀身彫刻が施されている

本作では、一期一振と同じく燭台切光忠を助ける為に、持ち出された刀の内の一振

沙紀が本刀より顕現させた(本霊)

 

続きより
本作では、燭台切光忠の「復活の儀」の折、小野瀬が持ってきた刀の内の一振

 

燭台切光忠と関係性の高い、かつ直ぐに手配できるという理由で選ばれた

(時間と距離の問題 詳細は、燭台切の欄参)

この時、沙紀の手によって本刀より顕現させられている

 

燭台切には 「伽羅ちゃん」

※本作では基本的に鶴丸が大倶利伽羅を「伽羅坊」と呼ぶことはありません(予定)

と呼ばれている

 

沙紀が、審神者になると決めた時、鶴丸はその時点で顕現していた刀剣男士に、

一緒に来て彼女を守ってほしいと 頭を下げている その際、

大倶利伽羅は無反応だったが、燭台切と鶴丸に押し切られて今に至る

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 序ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・三日月宗近

 

銘は「三条」、号は「三日月」 

平安時代の刀工・三条宗近の作で、天下五剣の一つ 

天下五剣の中で最も美しいと言われている 

本作では、沙紀が顕現させたのではない(?)(不明)

 

続きより
仔細は、多く謎に包まれている一振

 

本作、初出は沙紀の夢見の中に現れる

桜と雪が混同する幻想的な世界の中で、三日月色の瞳をした青年がしきりに言う

「来てはならぬ・・・・・・」 と

 

最初はその、夢を見る頻度は高くな方だったが、沙紀が年齢を重ねる毎に次第に多くなる

初めて会うのに、何故か知っている様な不思議な感覚に捕らわれ――――夢の最後には彼の名を呼ぶ

 

審神者になる事を決めた後、本丸に転送された場所で待っていたのは、夢で見た桜と雪が混同する世界

 

桜の樹々から、舞い散る白い花弁が はらはらと降る雪に溶け合う

天には夜空が広がり、中央には真っ白な三日月

奥の方に見えるのは神殿様式で建てられたであろう武家屋敷があった

 

そして、その門前に立つ者が一人――――――・・・・・・

 

「・・・・・・あれほど、“ならぬ”と申したのに・・・・そなたはやはり来てしまったのだな」

 

それは、三日月宗近そのひとだった

顕現イメージ:夜桜 舞い散る花びらの中で空に浮かぶ三日月

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 序ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・大包平

 

銘は「備前国包平作」 平安時代末の古備前派の刀工・包平の作であり、

現存する全ての日本刀中の最高傑作として知られ、

童子切安綱と並び称されて 「日本刀の東西の両横綱」 と例えられる

本作では、沙紀が顕現させたのではない(不明)

 

続きより
初出は、弐ノ章

 

元々は、ある男性の審神者が顕現させた刀剣男士だった

しかし、その審神者が病に伏した為、審神者をの任を解かれることとなり、

彼が所持していた刀剣男士達は、政府の指示により他の本丸へ移動となった

しかし、その主への思い入れの強かった大包平はそれ拒否

 

その為、政府上層部が下したのは「刀解」だった

しかし、連行されそうなった折に政府にいた鶴丸に助けられる

その後は、鶴丸の助手という形で任務に当たる様になる

また、鶴丸の計らいで病の床に伏している「元主」にも会うことが叶った

彼は、大包平に 「次は、優しい人に使ってもらいなさい」 と再度告げて亡くなった

 

政府機関内の任務の最中では 「焔」 と名乗っていた

 

その数年後、国で5人しかいない特SSランクの審神者である ”睡蓮の本丸”の審神者に強く求められて、

本人の意思とは無関係に、その本丸へ半強制的に移動となる 拒否権などなかった

 

”睡蓮”の審神者は、大包平を大変気に入っており、どこへ行くにも伴った

そして、夜は夜で自らの寝所に呼び出し、彼を求めた

その為、大包平は心を閉ざしたかのように笑わなくなる

 

そして、数年の歳月がたった折、ふと鶴丸がとある審神者の元へ行ったことを知る

それが、以前 鶴丸が話していた 「彼女」 の事なのかはわからなかった

 

沙紀達の初任務が、特Aランクの任務だという事を小耳にはさんだ ”睡蓮” の審神者が小野瀬に半分冗談で

「なんなら“あたしの大包平” 貸してあげよっか? いないんでしょ?」

と、言ってきたのをこれはチャンスとばかり小野瀬は

「あ、ほんと? 助かるよ!!」

と、すかさず、大包平を捕まえる 最早冗談で流せる状態ではなく、

小野瀬は ”睡蓮” の審神者が嫌がるのを無視して、大包平を引っ張っていき、

そのまま転送装置で沙紀の本丸へ 「助っ人」 という名目で送った

 

これが、彼にとって良き道へと繋がることを願って―――――・・・・・・

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 弐ノ章 より

 

 

 

◇ 打刀・へし切長谷部

 

金象嵌銘は「長谷部国重本阿(花押)」

(これは、もとは大太刀だったのが、磨り上げられて打刀になり、銘がなくなった為)

南北朝時代に活動した山城の刀工・長谷部国重の作

本作では、沙紀が本丸の鍛刀部屋で初めて顕現させた刀剣男士(分霊)

 

続きより
本丸に着任した折、小野瀬から「まずは鍛刀から」と言われ、

新たな刀身(本刀ではない)に ”神凪” の力で降下させて顕現させた

(※この時、沙紀はまだ ”審神者” の力を行使する為に必要な ”華号” の授与をされていない)

 

最初、沙紀も一人で鍛刀部屋にいたにも関わらず、

失敗したと思ったのに、急に誰かに腕を掴まれ叫んでしまう

鶴丸ほか全員が駆けつけるほどの騒動になる

長谷部を見た時、山姥切国広は

「事と次第によってはそいつに触れているその手を切り落としてやる」とまで言った

 

結果として、成功していたわけだが、「刀種が偏っている」と小野瀬から指摘を受ける

 

主に、鶴丸の沙紀に対する度を過ぎた行為を阻止するのが最近の役目

弐ノ章では、本当は沙紀を助けに行きたいのに自ら、本丸の守りに残ると宣言する

 

が、実際の所・・・・・・鶴丸と”三老”や”暗部”などのごたごたに巻き込まれ中である

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 壱ノ章 より

 

 

 

◇ 短刀・薬研藤四郎

 

粟田口派の刀工・吉光の作の短刀 一期一振の弟刀になる

本作では、「刀種が偏り過ぎ」として指摘を受け、

沙紀が後に、神降で顕現させた三振の内の一振(分霊)

 

続きより
壱ノ章にて、長谷部鍛刀後 小野瀬に「刀種が隔たり過ぎている」と指摘を受け、鍛刀するが・・・・・・

焦りから上手くいかず、失敗して何本も刀身を粉々にしてしまう

 

朝から鍛刀部屋に籠りっきりの沙紀を、心配して鶴丸が駆け付けた際、

部屋中に散らばる刀の欠片と、疲弊しきった沙紀の姿があった

そのまま、沙紀は誰に向けたのか分からない様な謝罪を呟き、鶴丸の腕の中で気を失った

 

こんのすけは、「状況から察するに・・・・・・“鍛刀”がうまくいかなかった様に思われます。

もしかしたら、前に主さまが仰っていた“悪しき者”を呼び寄せてしまって、ご自身で封印されたのかも・・・・・・」

と、告げる

 

その夜、沙紀は夢の中で三体の神と対話する

そして、何かに呼ばれるように、一人鍛刀部屋へ行くと、”神降”を無意識化で行い、

失敗した刀の欠片を集めて、同時に三振も顕現させる 薬研はその内の一振

他は、髭切と膝丸である

 

主に、名前の由来通り 医療系に長けており、弐ノ章では傷ついた山姥切国広の治療を行っている

弐ノ章で、市たちに名乗った名は「藤四郎」

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 壱ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・髭切

 

源氏に伝わる名刀のひとつ 本作では、「刀種が偏り過ぎ」として指摘を受け、

沙紀が後に、神降で顕現させた三振の内の一振(分霊)

 

続きより
壱ノ章にて、”神降”を無意識化で行い失敗した刀の欠片を集めて、同時に三振も顕現させた

髭切はその内の一振

他は、薬研藤四郎と膝丸である(※詳細は薬研藤四郎の欄参)

 

膝丸とは兄弟刀

 

膝丸の名前は間違えるのに、「沙紀」の名前はしっかり覚えていた、ちゃっかり者

膝丸曰はく「超ド級の不器用」らしい

 

弐ノ章で、市たちに薬研が教えた名は「友切」

※髭切膝丸については、諸説ある為 詳しくは割愛します

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 壱ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・膝丸

 

源氏に伝わる名刀のひとつ 本作では、「刀種が偏り過ぎ」として指摘を受け、

沙紀が後に、神降で顕現させた三振の内の一振(分霊)

 

続きより
壱ノ章にて、”神降”を無意識化で行い失敗した刀の欠片を集めて、同時に三振も顕現させた

膝丸はその内の一振

他は、薬研藤四郎と髭切である(※詳細は薬研藤四郎の欄参)

 

髭切とは兄弟刀

弐ノ章で、市たちに薬研が教えた名は「薄緑」

 

※膝丸は 「膝丸」─「蜘蛛切」─「吠丸」─「薄緑」 と、

持ち主が変わる度に名前も変わっているが、ここでは膝丸と統一します

※髭切膝丸については、諸説ある為 詳しくは割愛します

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 壱ノ章 より

 

 

 

◇ 太刀・鬼丸国綱

 

銘は「国綱」、名物「鬼丸」 現在は、皇室の御物

粟田口派の刀工・粟田口国綱の作であり、天下五剣の一つ

「鬼を斬った」という逸話があり、秀吉から嫌煙さて「童子切安綱」と一緒に「本阿弥家」に預けられる所だった

初任務の際、「三日月宗近」が京にて未来の太閤殿下(羽柴秀吉)より

「本阿弥家」に預けるよりも「ご利益がありそう」と言う理由で、譲り受けた品(分霊)

 

続きより
 初任務で任務前に強制的に飛ばされた沙紀を探すために、急遽編成された部隊にて

「天正七年七月・京」降り立った三日月宗近と、燭台切光忠と、大倶利伽羅

沙紀を捜索する最中、京の都は祇園祭の真っ最中だった

 

そこで、三日月はある一計を設ける

祇園祭を堪能している振りをして、大倶利伽羅と燭台切を自分から離すと、茶屋の外の縁台にて茶と団子に舌を包んでいた

そこへ、求める人物――――羽柴秀吉が三日月を見て、一瞬にして目を奪われる

秀吉は「美しいもの」が好きなのだ

それを逆手に取り、自信を囮に秀吉に近づいた

名を聞かれ、普通に「三日月宗近」と名乗ると、秀吉は「面白い」と大喜びする

そこで、秀吉は「本阿弥家」に預ける予定だった二振の内一振「鬼丸国綱」を三日月へ渡した

 

「同じ天下五剣の名を持つそなたなら、これを預けるに相応しいと思ったのじゃ! 鬼門除けよりも御利益がありそうじゃろう?」

と言う理由にて―――――・・・・・・

 

※ここは「隔離された世界」の為、既に「正しい歴史ではない」 故に、「正しい歴史には影響はしない」

顕現イメージ:赤い椿と、川に流れる橙色の光を放つ灯篭――――そして、同じく橙色の光を放つ無数の提灯

 

 

※『華ノ嘔戀 ~神漣奇譚~』 弐ノ章 より

 

 

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